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一級建築士事務所 遊設計室

【YU PLANNING】

代表 石黒 祐子

(いしくろ ゆうこ)

 

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2016 9月 メゾン・エ・オブジェ&パリ最新ホテル視察

メゾン・エ・オブジェ

VAN ROON LIVING

各部屋毎にテーマカラーを決めた分かりやすいプレゼンテーション。

この部屋はネイビーブルーの壁紙のインパクト大。

 

 

 

 

 

VAN ROON LIVING

 

 

黒×赤(朱色)+シルバー

強めの2色と組合せる金属色はシルバーとしている。

 

VAN ROON LIVING

 

 

こちらは柔らかい色調(ピンクベージュ)+ゴールドの組合せで、ぐっとエレガントな印象に。引締め色として、ブラックのキャビネット・ランプシェードを投入。

VAN ROON LIVING

 

 

昨年に引き続き、アニマル柄も健在。

ソファに2種類+ラグで、計3種の柄を使いながらも、壁面はシンプルに、カラーは統一感を出すことで上品な空間になっている。

VAN ROON LIVING

 

 

ピーコックブルーのリビング

ランプシェードのシルキーな光沢感や、ソファのボタン留が、エレガントなインテリアのアクセントになっている。

球体のランプも、会場内でよく見かけた。

EICHHOLTZ

各部屋、リビング・ダイニング・ベッドルームによる構成で、照明の使い方がとにかく秀逸なプレゼンテーション。

この部屋は朱色(オレンジ)×ベージュ+ゴールドでカラーリング。スクエアに拘ったモチーフで統一することで、モダンな印象となっている。

EICHHOLTZ

ブルーストライプ+ラタン =リゾート風のプレゼンテーションも、各ブランドに見られた。

ベッドヘッド部の引分けドレープから覗いているストライプ壁紙+ミラーなど、小粋な演出。

LE CINQ CODET

パリ7区の閑静な住宅街に2年前にオープン。全67室。

アールデコ様式の元国営電話局の建物が、人気スタイリストのジャン・フィリップ・ニュエルにより、モダンでラグジュアリーなホテルに生まれ変わった。

我が家で寛ぐような雰囲気のロビー。

LE CINQ CODET

402号室 Le Dome

アパルトマンにお邪魔したかのような寛げるリビング。

「コレクターの家」というコンセンプト、ホテル内のいたるところに現代アーティストの作品が無造作に置かれている。

 

2015 9月 メゾン・エ・オブジェ&パリ建築視察

メゾン・エ・オブジェ

ホール3&4 ELEGANT

リビングやベッドルームなど、部屋毎でのプレゼンテーションはやはり素敵で、カラーコーディネーションの傾向など掴みやすい。

カラーはベースにグレイッシュ、アクセントにピーコックグリーンなど、近年のトレンドは引き継いでいる模様。

 

 

EICHHOLTZ

ドイツのインテリアブランド

特に照明のプレゼンテーションが素晴らしく、個人的には今回の展示で一番惹かれた空間造りである。

ビビットなイエローなど、差し色の使い方も絶妙。

ZENZA home accessory

ここでもやはり、照明のプレゼンテーションが

目を引く。

全体的に照明の使い方が上手いのが、メゾンの展示の特徴と感じた。

ASIATIDES

アジアの文化をリスペクトし、フランスで家具や雑貨を作る「ASIATIDES」。

バンブーのパーティションの奥に見え隠れする、アジア色たっぷりの動物モチーフや小物たち。

2012 7月 イタリア建築視察 ベニス・ヴェローナ

1日目 ラ・ロトンダ& ヴィチェンツァ視察

ラ・ロトンダ

丘の上に建つパッラーディオ設計のヴィッラ。

アプローチからそのファザードのシンメトリーな美しさにハッとさせられる。

外観は、4方全てに完全なシンメトリーが配されている。

内部は2層式で、1階は社交の場、2階はゲストの為のプライベートスペースになっている。

石工職人出身のパッラーディオらしく、高価な素材に頼らず、技術で豪華に見せる演出が施されている。内部壁面に施された立体的なだまし絵もその一つだ。

オリンピコ劇場

パッラーディオ最後の作品。

野外の円形劇場のような室内劇場。天井には青空が描かれ、舞台を囲むように半円形の階段席が設けられている。

舞台中央の奥行き感たっぷりの装置は、実際の奥行きは浅く、視覚をだますような縮尺で作りこまれている。 一番奥に人が立つと、巨人のようになってしまう。この仕掛けは見事だった。

現在もオペラやコンサートが行われているが、空調が無いため、夏は暑く冬は寒いらしい。オーケストラピットは、劇場全体のキャパシティの割に、少し広めの印象だ。

バジリカ

広場に面したパッラーディオの傑作で、1549~1617年の建築。奥には1400年台の宮殿があり、それを覆うように大理石のファサードが造られている。あまりにも斬新で大胆なこのアイディアは、当時の有名建築家達のアイディアに対し、コンペで圧勝してという。リノベーションの原点ではあるが、新鮮な驚きを覚えた。

ブリオン家墓地

トレヴィゾの郊外、電機メーカーのブリオン社の社長一族の依頼で為にカルロ・スカルバが設計した墓地。リノベーション設計の多かったスカルパにとって、唯一とも言っていい完全設計の建築である。水・緑・木・コンクリートのバランスが見事なこの建築は、瞑想的な空間にしたかったという彼のコンセプト通り、その場に居ると不思議と心が静まっていくような、そんな空間だった。

2日目 ベニス 個人邸見学&クエリーニ・スタンパリア

建築家の家

ベニス中心地にある、建築家(大学講師)のご自宅のリノベーションを見学した。高さを活かしたメゾネットプランで、構造体の梁型・小屋組などを表しにしたスタイル。伝統を感じさせつつ、斬新なデザインとの融合が素晴らしい。特に黄金色のスタッコ壁面が印象的だった。

クエリーニ・スタンパリア

カルロ・スカルパによるリノベーションの代表作。美術館・中庭・ホール・ショップ等がある複合施設で、随所にスカルパらしい幾何学デザインや、ベネチアらしいタイル使いなどが見られ、そのバランスが非常に美しい。特に運がに面した石段を設けた水辺のエントランス的空間には心打たれた。

3日目 ヴェローナ視察他 Coming soon・・・