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一級建築士事務所 遊設計室合同会社

【YU PLANNING】

代表 石黒 祐子

(いしくろ ゆうこ)

 

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2023 9月 メゾン・エ・オブジェ&パリ最新ホテル視察

メゾン・エ・オブジェ

 

LIFESTYLE HOME COLLECTION

昨年に続き、大人数を招くリビング

スタイル。

トレンドのセージグリーンのソファに

偶然、トレンドのピンクのコートの女性が座る。

 

 

 

 

 

ENJYOY!

  今年のテーマ「ENJYOY!」の企画展示

文字通り楽し気でカラフルな演出。

BLANC D'IVOIRE

 プロカントの趣のあるリビングに

トレンドのピンクグラデーションの

クッションが置かれた

お気に入りのコーディネート。

 What’s new

エリザベス・ルリッシュ

PATTERN FACTORY

 今年のテーマ「エンジョイ」をもとに

設置された「パターンファクトリー」

では、カラフルで自由な柄を組み合わせた空間を提案。

 

ABLO BLOMMAERT

 今年はアートを中心に部屋を見せる

展示がとても増えた印象。

Maison ELLE

 ELLEが雑誌メディアの枠を超え、

パリ17区、オフ・シャンゼリゼの閑静な通りにオープンした4つ星ブティック・ホテル。

色使いがいかにもELLEらしい、居心地の良い客室。

Bulgari Hotel Paris

 

ブルガリ ホテルズ&リゾーツが手がける世界で7軒目のプロパティ。

ロビーや客室の至るところに

鏡面の突板が多用されて、重厚でモダンな印象のインテリア。

L’Eldorado

 

 下町情緒あるモンマルトル界隈に

緑がふんだんに使われた中庭に面した

レストラン。

部屋からも常に緑を感じられる

まさに、エルドラード(理想郷)!

 

2015 9月 メゾン・エ・オブジェ&パリ建築視察

メゾン・エ・オブジェ

ホール3&4 ELEGANT

リビングやベッドルームなど、部屋毎でのプレゼンテーションはやはり素敵で、カラーコーディネーションの傾向など掴みやすい。

カラーはベースにグレイッシュ、アクセントにピーコックグリーンなど、近年のトレンドは引き継いでいる模様。

 

 

EICHHOLTZ

ドイツのインテリアブランド

特に照明のプレゼンテーションが素晴らしく、個人的には今回の展示で一番惹かれた空間造りである。

ビビットなイエローなど、差し色の使い方も絶妙。

ZENZA home accessory

ここでもやはり、照明のプレゼンテーションが

目を引く。

全体的に照明の使い方が上手いのが、メゾンの展示の特徴と感じた。

ASIATIDES

アジアの文化をリスペクトし、フランスで家具や雑貨を作る「ASIATIDES」。

バンブーのパーティションの奥に見え隠れする、アジア色たっぷりの動物モチーフや小物たち。

2012 7月 イタリア建築視察 ベニス・ヴェローナ

1日目 ラ・ロトンダ& ヴィチェンツァ視察

ラ・ロトンダ

丘の上に建つパッラーディオ設計のヴィッラ。

アプローチからそのファザードのシンメトリーな美しさにハッとさせられる。

外観は、4方全てに完全なシンメトリーが配されている。

内部は2層式で、1階は社交の場、2階はゲストの為のプライベートスペースになっている。

石工職人出身のパッラーディオらしく、高価な素材に頼らず、技術で豪華に見せる演出が施されている。内部壁面に施された立体的なだまし絵もその一つだ。

オリンピコ劇場

パッラーディオ最後の作品。

野外の円形劇場のような室内劇場。天井には青空が描かれ、舞台を囲むように半円形の階段席が設けられている。

舞台中央の奥行き感たっぷりの装置は、実際の奥行きは浅く、視覚をだますような縮尺で作りこまれている。 一番奥に人が立つと、巨人のようになってしまう。この仕掛けは見事だった。

現在もオペラやコンサートが行われているが、空調が無いため、夏は暑く冬は寒いらしい。オーケストラピットは、劇場全体のキャパシティの割に、少し広めの印象だ。

バジリカ

広場に面したパッラーディオの傑作で、1549~1617年の建築。奥には1400年台の宮殿があり、それを覆うように大理石のファサードが造られている。あまりにも斬新で大胆なこのアイディアは、当時の有名建築家達のアイディアに対し、コンペで圧勝してという。リノベーションの原点ではあるが、新鮮な驚きを覚えた。

ブリオン家墓地

トレヴィゾの郊外、電機メーカーのブリオン社の社長一族の依頼で為にカルロ・スカルバが設計した墓地。リノベーション設計の多かったスカルパにとって、唯一とも言っていい完全設計の建築である。水・緑・木・コンクリートのバランスが見事なこの建築は、瞑想的な空間にしたかったという彼のコンセプト通り、その場に居ると不思議と心が静まっていくような、そんな空間だった。

2日目 ベニス 個人邸見学&クエリーニ・スタンパリア

建築家の家

ベニス中心地にある、建築家(大学講師)のご自宅のリノベーションを見学した。高さを活かしたメゾネットプランで、構造体の梁型・小屋組などを表しにしたスタイル。伝統を感じさせつつ、斬新なデザインとの融合が素晴らしい。特に黄金色のスタッコ壁面が印象的だった。

クエリーニ・スタンパリア

カルロ・スカルパによるリノベーションの代表作。美術館・中庭・ホール・ショップ等がある複合施設で、随所にスカルパらしい幾何学デザインや、ベネチアらしいタイル使いなどが見られ、そのバランスが非常に美しい。特に運がに面した石段を設けた水辺のエントランス的空間には心打たれた。